舛添大臣には、期待していますが、社会保険庁問題については、沈着な言動に留意しないと一人舞台(
自分で演出し、自分で踊ってる)になりかねいと危惧しています。
自民党は、参議選挙前までは、HPに年金記録問題検討チーム(茂木主査)のビデオ・テキストで政策を掲示しており、その内容は、第一声に、「宙に浮いたデータも消えたデータをもありません」と明示していました。自民党は年金記録問題は、舛添大臣を応援するには、一度、懺悔が必要でしょうね。その内容は、現在はHPから抹消されていますね。
舛添大臣は、横領問題は50件と収束方向のニュアンスですが、その後、「氏名・性別・生年月日」なしデータが524万件あり、唖然としており、更に、総務省の年金記録確認第三者委員会に記録回復を申し立てた人が1万人を超え、社保事務所で記録の欠落を訴えている人が2万4000人程度おり、5000万件名寄せに注力し、実現しても根の深い、消えた年金データの完全回復は至難の技と思いますね。
舛添大臣は、「最後の一件、一人まで全力を挙げて、命がけで取り組む」を表明しましたが、5000万件の名寄せ問題などは、物理的に関わる工数は読めますが、オンラインデータになく、マイクロフイルムにもなく、市町村の名簿に無いが、被保険者が納付の領収書など証で記録復活(訂正)が現実に存在しているおり、時効制限が解消され、死亡者分まで受領は正しいかったかどうかまで泥沼になる可能性があります。
年金記録問題が火を吹いているのに、一方では、社会保険庁のシステム刷新が動いており、舛添大臣は過去に年金問題で柳沢前大臣に社会保険カードの導入を提案しており、厚労省は社会保障カードの実現への検討会を立ち上げました。
「社会保障カード」実現へ検討会・厚労省
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT3S1101H%2011092007&g=E3&d=20070911
「厚生労働省は年金手帳と健康保険証などの役割を兼ねる「社会保障カード」の導入に向けた基本計画を策定するため、9月末に有識者による検討会の初会合を開く。(1)プライバシー保護やセキュリティー確保など安全対策の徹底(2)カードの活用に向けた制度設計のあり方(3)導入にかかる費用の問題――などを中心に議論する見通しだ。 」
3年前、与党(自民党、公明党)が法案化した100年安心の社会保険制度が事実上破綻しており、社会保険庁を解体も決定しており、年金記録問題、システム刷新が併行してあり、今、即すべきことと、近い将来にやるべきことと、遠い将来に目指すことが複雑に混在化し、制度、組織、システムという3要素は既存路線で制約をうけており、舛添大臣がどんなに優秀でも、上手に行政できるかというと心配ですね。
まずは、システム面にはCTOを任命し、過去の決定事項を凍結させ、刷新という現状ありきではなく、白紙で制度・組織・システムを取り組みをしないと年金記録問題も解決しなし、社会保障カードなどは優先順位が低い内容ですね。
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