2007年9月4日火曜日

政治 : 自民党の体質に思うこと(1)

TVなどで自民党議員の話を聞いていて、口では国民の視点、政策重視とか言いますが、何かしっくりしないなーと感じています。
自民党は世襲議員が多く、汗をかいた経験や議員にはなりたいが議員として何をしたいのかの強烈な物が薄く、責任政党という立場を第一義とし、観念論的な意見が多いのではないかと推測しています。
安倍改造内閣では、安倍首相もしかり、党3役の麻生幹事長、細田副幹事長も、石原政調会長、大島国会対策委員長も世襲議員です。
内閣も、鳩山法務相、高村防衛相、町村外務相、岸田沖縄・北方担当相、渡辺行政改革担当相、甘利経産相は世襲議員であり、与謝野官房長官は中曽根秘書より、伊吹文科相は大蔵省から渡辺大臣秘書より、泉国家公安担当相は運輸省より議員に転進しています。
鴨下環境相は医者より、上川少子化担当相は三菱総研から転進で、民間からは元岩手県知事の増田総務相と、太田経済財務担当相であり、異彩は、やはり、大学教授・国際政治家からの桝添厚労相でしょう。

一方、民主党は、小沢代表など幹部も世襲議員ですが、若手・中堅は自民党に比較して圧倒的に世襲議員は少なく県会議員からの転進や、公募の落下傘議員が多い事は政策に強いイメージがします。
塩見元財務大臣(塩爺)があるTV番組で、当選回数ごとに自民党と民主党の議員数を提起し、民主党の特長は当選回数1~3回議員が半数以上であり、中堅・ベテラン議員が少なさを指摘し、責任政党には危惧していました。

民主党の議員には、問題意識をもち、やりたい政策で議員になっているのではないかと思われ、国会運用のテクニックは未熟であるが、政策立案能力は、世襲議員の多い自民党より上位にいるのではないかと思っています。
自民党は中堅・ベテラン議員が多く、若手議員の活躍の場が少なく、民主党より若手の成長が遅れているのかな?それとも、世襲議員が多く、選挙基盤が安定しており、努力不足なのかな?
マアー、10日からの臨時国会が見ものです。

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