2007年9月4日火曜日

中国 : ホワイトカラー分野も中国へ

NHK特別番組「人事も経理も中国へ:あなたの仕事が突然なくなる」を視聴して、現役の中高年は辛い環境に直面せざるをえず、団塊世代は逃げ切り世代と揶揄されていることを実感しました。

番組の内容は、通販大手の「ニッセン」の総務部門のベテラン総務社員(58歳)を基軸に、総務業務を中国へアウトソーシングへ企画から実施まで経緯で、総務業務など中国にアウトソーシングできないという先入観・抵抗意識が中国の受け皿能力とコスト力の現実パワーにアウトソーシングをせざるをえず、葛藤から最終的には、前向きに対峙する内容でした。
番組は、ホワイトカラー業務の生産性の低さと中国は製造分野だけでなく、言語(日本語)問題のハンディを越え、人事・経理・総務のホワイトカラー業務をもアウトソーシングの受け皿能力の存在の提起であり、ホワイトカラー業務の生産性UPと従事する社員の価値向上の警鐘でした。
番組では、中国パワーに懐疑的であった主人公のベテラン社員が自分の価値向上へ資格(個人情報関連)を取得し、前向きに自分の存在価値UPでした。
中国の大連市が日本語教育に注力し、日本のホワイトカラー業務の受け皿機能UPの様子をも放映していましたが、中国パワーを再認識した次第です。

団塊世代の時代は、常に社会環境変化がありましたが、基本的には、成長環境であり、仕事は拡大環境で仕事が無くなるということはありませんでしたが、昨今は、低成長環境であり、国内の仕事が海外に移転される時代であり、中国経済パワーに対処できる自分の価値向上が求められ、厳しい環境であると同情の念を沸きます。
変化しない(先が読める)ことが幸福であり、変化する(先が読めない不透明)ことは不幸と言われていますが、現役社員は自らが社会変化に追随が求められていると思った次第です。

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