新聞記事に、社会保険庁は10日、約5000万件の該当者不明の年金記録のうち、「氏名無し」が493万7396件「氏名と生年月日の両方無し」が29万5786件、「氏名と性別の両方無し」が3927件だった。「氏名、生年月日、性別無し」が3809件の合計524万件記録データあり、「氏名、生年月日、性別無しデータ」は全て復元でき、来年3月末までに5000万件の名寄せ作業は予定通りとありましたが、多分 可能でしょうね。
問題は、5000万件に無い消えた年金データです。
6月14日 第1回 年金記録問題検証委員会に社会保険庁が提出した資料2
「年金記録の管理のこれまでの経緯について(参考資料)」
http://www.soumu.go.jp/hyouka/pdf/nenkinmondai-1901_2-2.pdf
の13ページの「被保険者等が保有する資料に基づき国民年金の被保険者記録を訂正した事例の内容で、資料では、昨年8月21日~昨年12月28日の年金記録相談の件数の約100万件のうち被保険者が保有する領収証書等の資料で保険料の納付が確認され、記録訂正等の対応したものが84件とあります。
訂正した84件の内訳は、
① 社会保険庁(マイクロフイルム)及び市町村の資料(被保険者名簿等)で
納付記録が記載されていないことが確定した事例 55件
② 社会保険庁または市町村の資料に納付記録が確認できた件数は、 29件
詳細として
1) 社会保険庁のみに、納付記録が記載されていた事例 7件
2) 市町村のみに、納付記録が記載されていた事例 18件
3) 社会保険庁、市町村に納付記録が記載されていた事例 4件
と報告されています。
問題は、現在 話題になっている未照合(未消しこみ)の5000万件データに無い原年金データが存在していることです。
8月21日~12月28日の100万件の年金記録相談で、84件発生し、最悪なのは、5000万件の未消しこみデータに無く、社会保険庁のマイクロフイルムにも無く、市町村の被保険者名簿に無く、被保険者が自ら納付証明した記録訂正させた現実です。
たかが、数ヶ月の100万件の相談で、55件発生しており、5000万件の名寄せは、システム開発し、力仕事で解決しますが、5000万件に存在しない原データの現実を100% 政府はどのように、検証し、最後1件、1人まで解決できるのか?
死亡した人間は、相談できません、死亡した受給金額が正しかったかどうか?どう政府は担保するのか疑問ですね。
年金横領事件に関する年金データは訂正済みとすると、相談申告で発生した年金訂正の原因は、どこにあるのか?システム移行時の登録作業問題であり、何件あるのか?何を持って担保するのか?政府はどうするのか?注目しています。
長妻議員の活躍を期待していますね。
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