2007年10月10日水曜日

「ビートたけしのTVタックル」での長島昭久議員の印象

10月8日「ビートたけしのTVタックル」番組で「テロ特措法」がテーマで、自民党の民主党の若手論客の一人として出演して長島昭久民主党議員の発言を聞いて、骨太の論調には、注目した。
現在、自民党はテロ特措法の延長を新法で、海上給油の継続を目指しており、根拠には、国連の了承の元、海外からも感謝されている、目的外の給油はしていないとし、テロ対策は、国際協力の一環だとし、シーレーンの安全につながり、さかんに国益にもかなうと世論の理解を訴えておりますね。
自民党の若手論客といわれる軽い山本一太議員、大村秀章議員、片山さつき議員も、まったく同じ論調で海上給油は国際協力であり、国益との守勢あるのみで、建設的な打開策を意見を持ち合わせないと聞き流していました。

そこに、長島議員が「海上給油以外にも、アフガニスタンへのテロ対策支援がある」とし、「国連の決議にもとずきアフガン国際治安支援部隊(ISAF)への自衛隊の参加は可能とし、アフガンには、丸腰のNPOらの民間人が140数名に活動している。今回、韓国は人質問題もあり、アフガンから撤退するが、韓国はISAFの医療行為で参画をしていた。自衛隊でも充分に代替できる。戦闘地域に丸腰の民間人が活動し、非戦闘地域に自衛隊が活動など矛盾している。医療行為でも、民間人の警護活動などで自衛隊の活動ができ、海上給油のみが自衛隊の活動ではない。」「ISAFは国連の決議に基づき、集団自衛権に該当せず、海上給油だけがテロ対策でもない」という意見には、新鮮であり、革新的であり、骨太であり、長島議員の見識には、評価できる内容でした。

当方は、長島議員については、「TVタックル」の番組で初めて知り、経歴もしりませんので、調べてみましたら、Wikipediaによると

神奈川県横浜市に生まれる(東京都立川市に在籍)。幼稚舎から慶應義塾に学び、慶應義塾大学を経て、1990年慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程を単位取得中退。
大学院の指導教授は小林節。大学院博士課程在学中に石原伸晃衆議院議員事務所に入り公設秘書となる。第一秘書のかたわら、東京文化短期大学で憲法の講義を行う。1992年、大前研一の平成維新の会創設に参加する。
1993年アメリカに渡り、テネシー州ヴァンダービルト大学客員研究員となる。
1995年、ワシントンD.C.に移り、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院SAISに学び、国際関係論修士号を取得する。
1996年、第3回読売論壇新人賞に応募。応募論文の「安全保障のビッグバン」で同賞の最優秀賞を受賞する。
1997年、米国外交問題評議会研究員(アジア政策担当)に就任し、朝鮮半島和平構想プロジェクトに参画する。

その後、2000年に上席研究員に昇任し、ジョンズ・ホプキンス大学ライシャワー東アジア研究所の客員研究員を兼務。東京財団主任研究員として「アジアにおける米軍前方プレゼンスの将来像」研究プロジェクトを主宰し、2002年にその研究成果を著書『日米同盟の新しい設計図―変貌するアジアの米軍を見据えて』(日本評論社)として上梓、その後の米軍再編論議に大きな影響を与える。

2000年帰国し、衆議院補欠選挙に立候補するが落選。
2003年、第43回衆議院議員総選挙に東京21区から民主党公認で立候補し、当選、現在、2期目


とあり、民主党内でも自分の意見を主張し、独自の言動すると記述があり、TVタックルでの意見などを聞いていても、主義主張をもった議員と見受けられ、評価・期待できる人物という印象をもちましたね。
自民党の防衛オタクの石破茂防衛大臣とは、防衛関係の共著がありますが、石破大臣とは防衛見解に違いがありそうですね。
民主党には優秀な若手人材が多いが、自民党は、軽い若手議員しか目立ちませんね。

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