「ライスショック あなたの主食は誰が作る」の第2回 ”危機に立つコメ産地 ”というタイトルで、農業の市場開放の潮流に、日本の農業政策は、大規模農家を重視へ政策転換され、平地地域で集落農家、山間村の小規模農家、大潟村の大規模農家が取組みと、グローバル化パワーに対応への厳しい現実を紹介されていた。
番組では、「あきたこまち」の産地、秋田の3つの集落を半年以上にわたって定点観測してきた内容で、個別田んぼを集約し、農業施策の大規模営農化で生き残りを目指すが、後継者がおらずに高齢化が進み、新たな機械化の費用負担は個別農家では限界であり、買取米価下落もあり、米つくりの将来像の実現で難航している集落農家、農業施策の大規模化の条件に合致しない山間村の零細農家が各種支援が打ち切られる現実、大規模化を40年近くにわたり実践してきた実験場・大潟村でも、消費者のコメ離れで米価の下落が続き、巨額の負債を抱え、来年の米作の新たな資金手当に不調で苦悩する農家らが紹介され、真面目に米つくりして農家が、グローバル化による米価下落、消費者の米離れで、農家が置かれている深刻な内容でした。
また、政府系の委員にも関わる某有識者の「農業の大規模・効率化を目指す工業化は時代の潮流であり、現在の抱える農業の問題は、次期ステージ(米作中心から多様性へ)への調整段階」というコメントについては、内橋克人氏は、「農業は営営ときた文化であり、単なる採算性・生産性で割り切る内容ではない」という論調を紹介していました。
当方は、短絡的な農家個別保証は全面的には賛成はしませんが、農業は、食そのものであり、農業は国土の環境に直結しており、真面目に、取組みしても生計ができない農業には、何らかの支援は必要と思っています。
一方、余計な支援などせず、最終的に終息するまで放置すればよく、終息した場面が最大限に効率化された社会という極論もありますね。政府系の委員にも関わる某有識者いう「調整」という見解は、中途半端は無駄であり、最大効率化を目指した言葉と解釈しましたが、ソフトランデイングは政治であり、人間の知恵と思っています。
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