2007年11月2日金曜日

やはり、液晶(LCD)が潮流か?

2007年第3四半期における北米のフラット・パネル型TV市場に関する調査結果の発表ニュースを見て、液晶(LCD)が潮流になりつつあると印象ですね。

LCDの出荷台数は660万台で、前期比34%、前年同期比で82%で、薄型TV全体の88%を占めるており、プラズマ(PDP)の出荷台数は86万6000台で,前年同期と比べ17%縮小した。
メーカー別では、LCDでは1位がシャープで、2位が米VIZIO,3位は韓国Samsung(同10.7%)で,以下,ソニー(同9.7%),船井電機(同8.1%)で、米VIZIOは前年同期から334%急伸し、PDPでは、松下電器産業がシェア30%を獲得して首位を維持した。ただし同社の出荷台数は前年同期から28%減っており
ますね。

象徴的な内容は、
2007年第3四半期におけるフラット・パネルTV出荷台数ベースのメーカー別シェアであり、パナソニクが上位5社にいないことであり、米VIZIOの前年同期の増加率297%の数字です。

松下電器の2007年中間連結決算の発表では、在庫調整や、PDPはフルハイビジョン(HD)モデルの投入が遅れたため、米国市場の不調を欧州・アジアが好調でカバーしたと説明があったみたいですが、LCDの潮流での北米での薄型TVのシェアUPは難題ではないかと推測します。

付記
① 北米の薄型テレビ市場は液晶比率が続伸,液晶でシャープが首位奪還    http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20071102/286283/
② 北米で液晶TV大接戦、シャープ首位も3位まで一線
  http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=AS1D0206Y%2002112007

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