2007年8月30日木曜日

安倍内閣改造 : 舛添厚労相への期待(7)

安倍総理は内閣改造後の世論調査で、内閣支持率アップとなり、ご機嫌で、自ら「政策実行内閣」と称していますね。マアー、先にブログで記述しましたが、共産党の市田書記長がインタビューで「現在、巷では、空気(K)を読めない(Y)・・・KYが流行語であるが、今回の内閣改造は、空気(民意)を読めずに、掻き集め(K)と呼び集め(Y)のKY内閣」の揶揄が一番と思っています。
支持率アップの要素は、増田寛也前岩手県知事の総務相と舛添要一自民党参院政審会長の厚労相の期待値でしょう。

舛添厚労相への期待は、将来の安心する年金制度構築ですが、当面は、年金記録問題発生の経緯、原因や責任の所在等についての調査・検証の「年金記録問題検証委員会」(総務省)の活動内容との協調ですね。
「年金記録問題検証委員会」は、原則 非公開で概要しか開示されていませんが、年金記録問題検証委員会では、コンプライアンスの問題とレガシーシステムの運用問題が顕在化しておりますが、レガシーシステムのシステム設計、運用設計のITゼネコン(NTTデータ、日立製作所)の責任問題になることは明白ですが、どこまで、責任を追及できるかどうかです。

年金支払いは、第3者委員会が設置され、それなりの機能が発揮しつつあり、問題が今後どうするかに話題が移行すると予想され、過去の経緯・責任が曖昧になるのではないか?危惧しています。
安倍総理らの給料一部カットでケジメをつけたようなことでウヤムヤにせずに、発注仕様書と検収内容をすべて開示され、1兆4000億もITゼネコンに支払ってきたのに、年金記録問題が発生した責任を明確できるかどうか期待もあり、評価されると思っています。
舛添新大臣が如何に、ITゼネコンに社会保険庁のシステムが飼いならしされてきたか事実をどこまで把握でき、責任を負わせられるかどうかが見ものです。

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