2008年2月28日木曜日

イージス艦「あたご」は本当に救助・救命活動したのか?

海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故で、防衛省が負傷者と「幹部一名」を海上保安庁に事前了解を得たとして、事故発生後に「あたご」の航海長を東京・市谷の同省に呼び事情聴取し、自衛隊幹部および石破茂防衛相も直接航海長から話を聴いていた事実が明らかになった。

現実は事後報告であり、航海長は衝突直前の現場責任者の当直士官の当事者であり、石破防衛相は直接聴取していた事実は明らかにせず、海幕から報告として事情説明をしてきた。
組織的な虚偽であり、本当に衝突直後に、「あたご」は救助・救命活動をしたかも虚偽ではなかったか?疑いたくなりますね。

石破防衛相は、テロ特措法では、軍事オタク?、防衛オタク?として論理的に説明していましたが、やはり、組織責任者として非情になれない2世議員の甘さを露呈した感じですね。
直接、事情聴取し、実情を自ら確認したいという心情は想像できますが、その虚偽の手段が露見したら、「適切ではなかった」という弁明では、防衛省の最高責任者としては心もとないですね。

当方は、事故究明と再発防止は重要と思っていますが、救助・救命活動がどうであったか情報不足は不可解です
石破防衛相が事故に遭遇された親族の言葉を第一として深く受け止めていると強調していることに、石破防衛相の人間的な優しさを垣間見しますが、一方、何ともいえない一種の違和感を感じています。
国民の安全をも守れないのに、国家の安全など守れないと解釈はできますが、感覚的ですが、何か歪曲されているのではないかと思っています。

また、昨日、「あたご」艦長と地元の勝浦市の漁業協同組合との面談の映像ニュースをみましたが、組合長の対応は大人でなあーと感じましてね。それに比べて、防衛省側は組織防衛、保身の虚偽には、呆れますね。

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