2008年2月17日日曜日

次世代DVD規格は、ブルーレイで終息に

米国のウォルマート・ストアーズが次期DVDの販売はブルーレイ(BD:Blu-ray Disc)に集約するという発表を受け、HD-DVDを推進していた東芝がHD-DVDの事業撤退を検討中というニュースが流れ、次世代DVD規格はBDに決着しましたね。

振り返れば、BDとHD-DVDの経緯をみれば、2002年に両陣営が規格発表し、2003年に、ソニー、2004年に 松下が録画専用機を発売し、2006年に、東芝が再生機発売したが、ソニーはPS3に搭載、MSはXbox360に接続可能とした。
仕様面では、BDは、1層が25G、2層が50Gに対して、HD-DVDは、1層が15G,2層が30Gであり、HD-DVD陣営は、製品化の時期が遅れ、仕様面での見劣りしたことが、世の中、BSデジタル放送の潮流では、仕様面の優位性を消費者は選択するでしょうね。
HD-DVDは製造し易いという価格面での特長を発揮するビジネス機会を逸したと思えますね。
ここで、価格をダウンしても、消費者は仕様面重視とコンテンツ(ハリウッド)面での利用環境でBDを選択するのは素直でしょうね。

一部のニュースでは、東芝は米国市場を撤退し、欧州に特化するような検討をも視野にいれている内容をもありますが、大きな流れは、HD-DVD事業から撤退でしょうね。
東芝にとっては、早期に決断し、半導体分野に経営資源を傾注したほうが賢明ということでしょうね。

次世代DVDの次のターゲットは、ダブルスタンダードの中国市場でしょうね。

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