日経BPのサイトの松浦 晋也氏:「年金、これで国を信じろと言うのか」の書評を読み、年金に限らず、議員と公務員との互助関係を垣間見しました。
書評の対象は、
①「消えた年金を追って」 長妻昭著 リヨン社 2007年10月発行
②「年金大崩壊」 岩瀬達哉著 講談社 2003年9月発行
【文庫】 2007年12月発行
です。
松浦氏の書評の冒頭(抜粋)で、
”一言、“怒”である。
今回の2冊を読み終えて、怒ることなく笑っていられる人は、よほどの人格者か極度の鈍感かのどちらかだ。そろそろ確定申告の時期だが、読み終えて、なおかつ気持ちよく税金を支払える人は聖人君子か、または認知症が始まっているかのどちらかである。
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「消えた年金を追って」は、この問題に気が付き、国会において追求の最先鋒を務めてきた民主党議員による現状報告だ。一方、「年金大崩壊」はフリージャーナリストが公開資料と脚とを使い、この問題を追及した本である。
ここで気をつけねばならないのは、「年金大崩壊」が2003年に出版されていることだ。わたしの手元にあるのは、年金問題がクローズアップされてから増刷となった第7刷である。「年金大崩壊」は、出版当時かなりの話題になり、講談社ノンフィクション賞を受賞した。
にも関わらず、2003年の段階では何も動かなかった。2004年になってから「消えた年金を追って」の著者である長妻議員が国会の場での追求を開始し、社会保険庁がしぶしぶデータを公表するようになるまで、目立った動きはなかったのである。”
とあるように、情報(実態)を温存し、自己保全に、非開示に営営と悪知恵を働く、官僚組織には、頭に来る内容で、自分も購読するつもりです。
付記
書評 松浦 晋也氏:年金、これで国を信じろと言うのか
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/bookreview/36/index.html?cd=sjm
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