今年は、円高、株安、石油高で始まり、庶民には厳しい年になりそうですね。
当方は、年明けで印象に残った記事は、日経産業新聞の1月4日の記事「団塊世代の派遣活用、企業の7割が予定「ない」」という内容ですね。
当方は団塊世代で、退職後は、個人的な人脈の企業にお世話になりましたが、定年年齢に達する時点では、お世話になっている企業には、貢献していないという思いが強くなり、60歳で一端清算させていただきました。
団塊世代に限らず、50歳後半の会社員は、果たして、直接的に会社に貢献できるかというと疑問を感じてきました。会社側も60歳の退職者を再雇用や、再活用は否定的なのは共感しまいます。
中堅時代は、開発分野であろうと、製造分野であろうと、営業部門であろうと担当者であり、自らが直接推進者ですが、50歳台になると管理分野の仕事のウエイトが多くなり、社内事情には精通してきましたが、社外事情は疎くなり、企業内しか通用しない会社人間になってしまい、直接的な貢献が薄くなりますね。
直接的な貢献は、デリバリ作業などに単純な作業しかないでしょうね。
再活用がNGのという見解の背景と思いますね。
専門性や、特殊ノウハウを持つ社員は別にして、団塊の世代は元の会社では通用しないと自覚し、割り切って、他の企業で未経験分野の仕事に、高賃金を期待せずに、従事することも一考ではないかと思っています。元の会社でも、まだまだ貢献できるとかというのは、跋扈ではないかと痛感しています。
確か、聞いた話ですが、松下幸之助が、担当者と責任者との違いとして、責任者には、3つの責任があるとし、一つは、権限移譲すること(責任はとる)、二つは、権限委譲すれば時間的な余裕ができ、新しい物を創造責任、三つは、部下育成と言われたそうですね。
自戒を含め経験的には、新しい取組みの創造の取組みが手抜きになりますね。管理責任者になっても、常に新規の取組みを心がけ実践していたら、退職後も元の会社に直接的な貢献はできますが、新規の取組みをせずに、退職した人間には、誰でも代替でき、会社は再活用は期待しないですね。
松下幸之助の言う責任者の三つ責任を遂行してきた人間には、会社側も再雇用、再活用を求めるでしょうね。
付記
① 団塊世代の派遣活用、企業の7割が予定「ない」
http://bizplus.nikkei.co.jp/genre/top/index.cfm?i=2008010305638b1
0 件のコメント:
コメントを投稿