自民党は、今春に、年金記録問題が社会問題、政治問題になり、「年金記録問題検討チーム」(茂木議員を主査、片山さつき議員もメンバー)を形成し、自民党HPのトップページに「年金記録問題検討チーム」が「宙に浮いたデータも消えたータをもありません」と動画・テキストで提示していました。
その時点では、年金記録問題検証委員会が設置され、社会保険庁は、オンラインデータにも、マイクロフィルムにも存在しない年金データが存在が明示していました。
12月に、舛添大臣が5000万件の宙に浮いた年金データを全て、来春(20年3月末)までに照合は不可能であり、照合できない見込みのデータがあると発表し、自民党の7月の年金記録問題の取組み内容と相違し、公約違反と騒がれていますが、元凶は、「年金記録問題検討チーム」の発表内容であると推察します。
年金記録問題検討チームの第一声に、宙に浮いたデータとは、消しこみ(名寄せ)が出来ていない移行登録データであり、確かに、今後、消しこみ作業で消えるでしょう。
但し、消えたデータは、実在しており、5000万件の名寄せ(照合)さえ、難渋している現在、消えた年金データの全面的な解決は、不可能であり、舛添大臣もエンドレスという表現を使わざる得ない状況です。
現在、その茂木敏充議員が、衆議院の厚生労働委員長に就いており、保険料を年金支給以外に使わないという民主党案(保険料流用禁止法案:参議院で決議済み)と保険料を限定分野にも使えるという自民党案を衆議院での厚生労働委員会での審議を凍結しているそうで、TVで茂木委員長が涼しい顔で両党の歩み寄るのを期待しており、審議に入らないなどの見解を聞くと、国会議員のいい加減さと感じますね。
自民党の参議院の大敗北は、年金問題であり、間違ったマニフェストを作った要因の一つが年金記録問題検討チームであるのに、厚生労働委員長とは、厚顔無恥には、恐れ入るますね。
自民党は、その茂木議員を厚生労働委員長に就任させるなど、感覚を疑いますね。
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